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参上...
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さてさて、 そんなこんなで この1週間、
母上の あーだの こーだのを適当に聞き流し
ながら僕は身の回りの整理と 準備を終わらせ
遂に本日、王城に行く日になってしまった...。
(まぁー 側室って言えども所詮は男の身、多分6人いる側室の何人かを男で埋めようと言う 王子様の思惑的なこともあって 今回の側室は男もお入れになったのだろう。...6人全員が女の人ではご寵愛している 婚約者様がいじめられる可能性もあるしな...)
「...そう考えると なかなかお優しい人なのかもね...」
「なに?ライラ 何か言って?」
「いえ、母上。何でもございませんよ」
(僕の小さな声の囁きは母上が 喋っている時だったので聞き取れなかった様だ、それにしても お噂で聞いた話ではフィリップ王子様は凄く 冷たい方なのかと思っていたけれど...ご寵愛している婚約者様には 流石にお優しいってことかな...?)
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