アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
淫魔に出会うまでの話。
-
俺、浅沼裕貴。
顔は上の中。そこそこイケメンと呼ばれる分類に入る。
頭も中の上。そこそこ。運動神経上の上。かなり得意。
サッカー部でエース努めてるし。
勿論女の子達はこんな俺をみすみす見逃す筈がなく。
当たり前のように告白、プレゼントもされ何十人という女の子と付き合ってきた。
そんな環境で育った俺は、当たり前の如く女の子大好きになっていた。
自覚が出たのは中二の夏。女の子との関係が初めて一週間途絶えた日。
寂しかったし、虚しかったし、面白くなかった。
そうして、俺は女の子が大好きだと分かり、今までは話しかけられるだけだったけど自分からナンパやなんやらをしていった。
付き合ってもらえる条件は他に女の子がいることを把握してもらって、でもちゃんとみんな平等に愛するから、などと囁けばみんな彼女になってくれた。
今でも数十人はいる。でもちゃんと一人一人にメールや電話はしてるから。
こんな俺だけど、友達は多い。と思う。友達曰く、女子にはゆるゆるの最低なやつだけど、友達としてはいい奴、だとかなんとか。
最初は男はみんな俺を嫌うけど、女の子を紹介したり、合コンやら組んでやると何かしら絡んでくるようになる。
そこで女目当てだけだったんなら離れていくけど、案外いつまでもつるんでくれるやつが多い。
こんな風に、顔も成績も運動神経も人間関係も恵まれて、毎日楽しく過ごしていた。でも、急にアイツに出会ってから全てが狂った。
あんな奴に出会わなければよかった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
1 / 5