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ボクの弱みと強み:兎
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そう、その巾着に入っているのは
合気道の道着
これはボクがあっくんと知り合って以来ずっと続けてる、護身術。
いつまでも弱っちい、なよっちいボクじゃいられない。
そう思って始めたのがきっかけだけど、今はそれが大層役に立っている。
まぁ、主にボク自身とあっくんのことでだけど。
『なんなの、それがバレちゃまずいことでもあるわけ?!』
「まぁ、弱い認定してないとアイツらボクに話しかけてこないんで。」
そう、ボクが陰で勝手に担っている役割は
あっくんのボディーガード
あっくんの悪い噂を流すやつは大体彼女取られたとか、女に囲まれてるのがむかつくとかそんなヤツら。
で、たまーにあっくんにちょっかいをだそうとする輩がいる。
まぁ、まずあっくんの弱みを握るためにボクに目をつけるよね。そこで、ボッコボコにしてあっくんに近寄らせないようにしてるってわけ。
そのためには表向きに僕が強いってことを知られてはいけないのだ。
ああいうのは弱いものいじめが好きだから。
この容姿もたまには役に立つ。
それよりもさっきおかしなことに気づいた。
「ねぇ先輩。さっきから思ってたんだけどさ。先輩って...
オネェなの?」
先輩の身体が大仰に跳ねた。
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