アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
これが本番(みたいなもの):犬
-
*
3日目、今日はミスミスターコンの日。黒井くんは相変わらず人気です。
「え、メイドさん男なの?!え、やば、顔ちっちゃい、おめめぱっちり、ねえ、口つんってして。ひゃー!ちょ、尊い。これはこれは、可愛いです。うふふ。」
「チェキ代は?え、撮ってないの?!退店時に1枚無料!?わー、メイド喫茶より親切設計だぁ。あ、私たちと撮らなくていいんで、指定のポーズでお願いしてもいいですか?大丈夫、そんなに難しい事言わないので!」
「美少年…メイド...ロングスカート...。」
我がクラスのオタ女子のお友達(確定)が鼻息も荒くネコちゃんに詰め寄ってます。セクハラ…じゃないし、黒井も若干引いてるけど迷惑行為をかましてくるわけでもないし...うん、ほっとこう
「このコスって手作りですか?フリルのところとか…へぇ、やっぱあの子が作ったんですね。わかりますよ。友達ですから!」
ミスミスターコンでは文化祭の整理券を立候補した各クラスのボックスに入れてもらう方式。
開票は片付けの合間にして、結果発表は閉会式の時に。
それで得票数の多いクラスのかわい子ちゃん(男)が優勝という少し単純なシステム。
三日間続けてやって、そこから選べばいいのになんで最終日?って思うけど生徒会の労力考えたらそうなるのか...。
ミスミターコンで優勝すると『なにかいいもの』が貰える。
近場のカラオケの割引券だったり、学食のタダ券、購買のパン予約券、高校生には嬉しい『いいもの』
今年は何が貰えるのかなーなんて思いながら黒井をポケーっと眺めていると...
「すみません。」
遠慮がちに声がかけられた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
33 / 45