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きいろは、きちんと大学には行っていた。みどりは、無理やりご飯を食べさせるが、昼は食べていないのだろう。きいろは、みるみる痩せていく。
大学の講義室に行くと、緑川がいた。俺を見つけると嬉しそうに手を振ってきた。
「おはよう。みどりくん」
「おはよ。授業、真面目にでてるんだな」
「うん!あ、この前はお誘いしてごめんね。あの、あのさ、今度植物園とかどうかな?興味ないよね...ごめん」
緑川は時間がたつにつれ、だいぶ積極的になった。人見知りなだけなのかもしれない。
「ごめん、最近忙しくて。緑川、ガーデニング趣味だもんな」
俺は行く気などさらさらなかった。ひとりで行ってくれ、そう暗に伝えた。
緑川は一瞬悲しそうな顔したが、笑顔に戻った。
「また、暇なときよかったらどこか遊びに行こう」
なかなかメンタルが強いな、それとも天然なのか?そう思った。
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