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プロローグ11
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「例えばゲームでさ、男女選べるとして・・・女の子が男の子の服装着れることってないと思うんだよね。少なくとも僕はそうしてないよ」
「確かに・・・」
恋愛ゲームで男女選択ができることはほとんどないけど、RPGとかで男女選んだ時に女が男の格好をするかと言われたら答えはノーだろう。
「なんていうか・・・翔ちゃんのために用意されてるような、そんな感じがする」
俺のため。
なんで?
理央の小説にそこまでの意志はないはずだ。
「用心に越したことはないか・・・」
「うん、だからね、あった出来事はできる限り細かく教えて欲しいの。
僕もある程度は把握できるようにしてるけど・・・でも万が一のこと考えてね」
「わかった」
今までなんとかなると思っていたが、明らかに変なところが見つかった以上、用心した方がいいと判断した。
「あと、幾つか設定について話しておくね」
設定として、まず1年の時の俺関連の記憶は4人にはないということ。
理央曰く、1年の時に俺と4人が関わっている細かい情報までは知らないし、そこまで計算に入れたら面倒だかららしい。
まあ俺とあの4人の接点なんてあってないようなものだから、あんまり問題はないな。
そして、あくまで『理央から見た4人である』こと。
現実世界に戻った時に、勘違いしないように、と言われた。
確かに1年過ごす設定だから気をつけないといけない。
最後に、これはさっきも言ったけど、若干の2年ごろの動きは変えていること。
三条先生が担任だったり、泉が同じクラスにいたりしたことだ。
ちなみにいずみは1年の時には違うクラスだったことになっているらしい。
「よし、じゃあ後は猫ちゃん見て帰ろう!」
「はいはい」
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