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1章ー10
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でも選択できるということは、やり直しにはならないということだ。
そこはちょっと安心した。
ちゃんと考えてあるんだな。変なところリアルだったりするけど。
「まあ今のところなんともなくてよかった!」
理央は目の前にあったクッションに抱き着く。
確かに変なところがあった以上、警戒するのも無理はない。
特に理央は心配性だ。自信があるように見えて、実は脆い部分がある。
・・・詳しくは聞いてないけど、生みの親にいろいろ言われたって聞いたことがある。
今の親はこの格好も認めてくれるからうれしいとも聞いたけど。
「じゃあ僕は寝るね!一応ログ見てからだけど」
「ログって?」
「翔ちゃんが何をしたかこのノートに書かれるようになってるの」
理央がノートを見せる。
つまり俺は常に監視されてるようなものなのか?
「それあったら俺の報告いらないんじゃ」
「いる!万が一があるもん!おやすみ!!」
理央はバン、とドアを勢いよく閉めた。
ふと時計を見る。ん?
「まだ8時なんだけど・・・」
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