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3人寄れば文殊の知恵
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「だって三条先生も候補なのに本当のこと言って刺激するわけにもいかないでしょ?恨んでる、だけでも十分刺激しかねないわよ」
三条先生も・・・。
そっか、もしかしたら翔ちゃんのこと好きなのかもしれないってことなのかな・・・。
先生がそんな思いを持つ可能性は0じゃないかもね。
「いい?安達くん、泉くん、金城先輩、三条先生には、それを伏せつつ、探っていくわよ。・・・橘くんも呼んでね」
「え!?いやだ!」
橘くん来ると面倒くさいもん。
僕のこと好き好きって言ってくるし。
僕はアピールされるの苦手だからどう扱えばいいのか困るよ。
「橘くんあー見えて頭いいんだから頼るべきでしょ。それに2人より3人よ」
「うう・・・」
確かに・・・頭の良さはともかく、僕は恋愛を見るのは好きだけど実際に誰かを好きになったことはないし、絢ちゃんは今部活優先で恋人を作る気配すらないし・・・。恋愛を経験している橘くんは役に立つかもしれない。
「でも絢ちゃん呼んでね・・・僕が電話すると面倒だから」
「分かってるわよ。じゃあ泉くんと金城先輩よろしくねー」
僕は走る。絢ちゃんはケータイで橘くんに電話をしてくれる。
多分バイトが終わるころだろうとさっき見た時計を思い出しながら思った。
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