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「は??」
安達くんは明らかにいやそうな顔をする。
「え・・・?」
金城先輩は困惑した顔を見せる。
「非現実的なことじゃんそれ」
泉くんは冷たい声で言った。
やっぱりそうなるよね!!しかも自分を勝手にモデルにされるとかいやだよね!!
知ってた!!・・・知ってたよ。
「渋谷の言ってることは本当だ。恨んでいる・・・かどうかは知らんが、閉じ込めたいやつがいるのは事実らしい。・・・お前らが中村を恨んでいるわけじゃないなら、こいつらに付き合ってやれ」
三条先生が泣きそうで声の出ない僕の代わりに言ってくれた。
必要のないこと・・・じゃなかったね。
ありがとうございます、先生。
三条先生が言ったことは効果的だったらしい。
安達くんと泉くんは先生が言うならまじなのか、と話していた。
金城先輩は一人で考え込んでいたけれど。
「わ、分かったよ・・・!」
金城先輩はにこっとして僕のほうを見た。
「中村君って・・・君の彼氏くんだよね・・・そりゃ閉じ込められたら悲しいよね・・・。ぼくも協力するね・・・!」
「え!?」
彼氏って、言った?
「金城先輩は渋谷が男って知ってるんですか?」
泉くんが僕の言いたいことを代わりに言う。
「え!?そ、そうなんだ!?可愛いから分からなかった!違うんだ・・・そっか」
えへへ、と苦笑いをする。
ちょっと落ち込んでいるようにも見えて不思議だ。
「それほどでもあります!じゃあどうしよう」
「それほどでもあるのか・・・。まあいい。とりあえず一人ひとり聞いていけばいいんじゃないか?」
三条先生が協力してくれた。
やっぱり優しい先生だよ・・・。
「そうですね!じゃあ出席番号順で・・・」
「オレからかよ・・・」
安達くんがいやそうな顔でこっちを見る。
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