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4章ー5
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勉強は最初は面倒だったけど、勉強会のおかげか大分面倒さは減った。
そして毎日勉強してるからか、当然成績は上がるわけで。
いろんな先生に褒められた。2年4月が嘘だったようだと。
だから三条先生にも褒められるわけで。よくやった、で終わってたけど。
そこまでニコニコしないあたり先生らしい。
「あ、中村。申し訳ないが昼に職員室まで来てくれないか?」
「分かりました」
多分ノートを持っていく仕事が待っているはずだ。
なぜかよく俺が指名される。何かの委員でもなんでもないのに。
昼。泉には後で食べようと言っておいて、俺は職員室に行く。
昼ならたくさん先生がいるはずなのに、ここには三条先生しかいない。
すっごく都合のいい展開なのは把握した。
「お、来たか」
先生は椅子をこちらに向ける。
先生の横にはかなりの数のノートが置いてある。
「聞きたいことがある」
だろうな。この量のノート、結局先生と2人でもっていったこともある。
そんな過去がありつつまた俺だけに頼むとは考えにくい。
「あれから女子に何かされてないか?」
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