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4章ー10
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放課後。
金城先輩との勉強会を終えて、すぐに帰る。
勉強をやると疲れる。運動をやる時とは違う疲れが襲ってくる。
今日は特に教科書の英文を書かないといけなかったから腕も疲れた。
学校の外から校庭を見る。もう部活を終えて片付けもほとんど終えているようだ。
そろそろタイミング的に安達のイベントが起きそうだと思ったんだけど・・・。
まあ帰るか。
早く帰って寝る。
「よお、中村」
バンと力強く俺の背中をたたいたやつがいた。
「痛い」
その相手を思い切り睨みつける。
安達だった。だろうと思った。
「悪い悪い、お前ぼんやりしてたからな」
それが背中を思い切りたたく理由になるのか・・・?
相変わらず滅茶無茶なやつだよな。まあもう慣れたけど。
「なんだなんだ?噂の彼女かー?」
「違うっての」
後ろに部活仲間がいたのか。
安達にニヤニヤしながらからかってくる。
どうでもいいけど汗臭い。
「悪いな、こいつらこんなんで」
「いや別に・・・気にしてないし」
それにしても、仲がいいな。
安達も、友達も楽しそうに話しているし。
安達の性格って結構強引なところあるから仲いいのはちょっと意外だった。
安達は安達なりにうまく友達とかかわってるのかもしれない。
電子音が鳴る。結果は好感度ダウン。
もしかして気にしてるといえばよかったのだろうか・・・?
すごい今更だな。
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