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「よー新入生、中等部からよく来たな。」
軽い挨拶をするとキャーキャーと
うるさい男から出るものとは思えない声が教室内に響いた。
「俺の名前は神沢一成(カナサワ・イッセイ)だ。
セフレはゆるーく募集中してっから好みだったら抱いてやる。」
ああ・・・王道だ、無茶苦茶・・・王道じゃねえ・・・?
確かに性格は俺様だし派手派手な服も王道だ・・・。
やっとちゃんとした王道に会えた・・・。
「今日は噂の転入生が二人来てんだ、お前ら入れ」
なんか言われて入るのすごく負けた気がして嫌だ。
でもしょうがない、今回だけだ、今回だけ。
ホスト教師とは違い俺は扉を優しく開け中に入った。
すると、
キャアアアアァアアアァアアァッッッ
と耳を劈くほどの声が俺を攻撃した。
ったく...王道に興奮するのはわかるけど俺を巻き込むなよホント。
「チッ、・・・うるっせぇな、薙。気にすんな。」
「ん?・・・えっと、?なにを気にすることがあるの?
この悲鳴は君のことじゃなくて?」
「は?」
わけがわからん俺にキャーキャー言っても何も出ないし
言う気もなくなるだろうに。
王道は固まってその場につったってる。
「大丈夫ですか?」
王道のが背が小さいから自然と頭を撫でてしまう。
「ッやめろ!」
すると俺の手を叩きそっぽを向いてしまった。
よく見ると耳が真っ赤っかになっていた。
なんだ、可愛いとこあるじゃん
「ふふ」
思わず笑うと再び悲鳴が上がった。
「ッッわ、笑うんじゃねぇっ!」
顔を真っ赤にした王道は俺を睨みながら言う。
「チッ、おいお前ら早く自己紹介しやがれ」
教師こと神沢がイラついた声で呼ぶまで
俺の頭の中は王道の新発見にウハウハしていました。
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