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始まり
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一樹side
高校2年、春
「く、ぁ…………暇。」
俺、鳩山 一樹(ハトヤマ カズキ) は暇を持て余し、
屋上で授業をサボっていた
まぁ、不良だ。
喧嘩は頻繁にしてるが、
酒や煙草をしてるわけではない
そんな、毎日を退屈している俺の日常がガラッと変わってしまったのは、放課後だった
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俺が通れば廊下の道は開く。
てか俺に近寄らないよう遠ざかる生徒ども。
俺が見つめれば泣き出す女子。
ほんとうぜぇ。
俺が教室に入れば直ぐに静かになる。
チッ。
まぁ、いつものことか。
早く帰ろ。
ガチャ
ん?靴箱になんか入ってるし。
〝放課後、体育館裏に来てください。〟
ふは。果たし状かなんかかよ。
まぁ、暇だったし、暴れてやる。
俺は、直ぐに体育館裏に向かった。
が、そこにいた人物がおかしかった。
そこに居たのは、
この高校、明幌東高校の2年にして生徒会長の
水戸部 響(ミトベ ヒビキ)だった
あだ名は『王子』
そのルックス(背は180くらい)、頭の良さ、育ちの良さからついたあだ名だ
「………………」
無言で睨みつけた
「鳩山君、」
「……あ"?」
「高校入って1年の時から一目惚れして好きになりました、付き合って下さい。」
……は?
俺とうとう頭までおかしくなったか?
好き…………って言った?
「………………は?
生徒会長の王子サマはついに頭逝ったか?」
「僕は本気だ、」
真剣な目で見つめられても
俺は無理だ。
「いや、無理w
気色悪い。
つか王子サマがホモとか女子が知ったらどうなるw」
馬鹿にしてやった。
きもいじゃん、ホモって。
「もう用なんかないだろ。
帰るわ」
俺は帰ろうとした。
筈なのに、体が動かなかった。
後ろから抱きしめられていたからだ。
「ッ……流石の僕でも傷付くよ?
ホモじゃない、好きになった相手が鳩山君だったっていうだけ。」
やっぱこいつ頭逝ってるわ。
「離せ。顔面殴るぞ」
俺より7センチほど高い相手を睨みあげた
「怖いなぁ……
でも、絶対落としてやるから。
あと僕は王子サマじゃなくて、響。
水戸部 響だ。覚えといて。」
そいつは訳の分からないことを言えば
俺を離して体育館裏を離れて行った
「は、…………気色悪すぎて反吐が出る。」
俺はその言葉を最後に
体育館裏を離れ、自宅に帰った
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