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第2章 1
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「えー何でよぉ〜ね?今日良いでしょー?」
相変わらずの日々
にしても、ほーんと誰も相手にしてくれない
「ねーえー…。……切れた」
何でかなぁ
とか思ってれば、バーに着く
〈…カランカラン……〉
「……はぁ」
「でさぁ…あ、ツバキ」
「え?あ、ユッキー?」
「お。覚えてた。よ、久し振り」
カウンターの何時もの席
そこは既に高校時代の同級生に取られてる
「お前も変わんねぇなぁ」
雪宮 羽音(ゆきみや はおと)
無駄に優しくて頭良くて
確か生徒会長とかやってたっけなぁ
「いや、ユッキー変わりすぎだよ」
「そうか?変わってねぇよな、トア」
「…さぁ」
俺の目の事を知ってるうちの1人
あんまりいろんな人に言いふらしたくないから言ってなかったけど
何か、バレた
「…そこ俺の席」
「ん?あ、何決まってんだ」
「…決まりは無い」
「いーから退いてよっ」
「はいはい。そーゆーのも変わんねぇな」
ユッキーの手元にはウィスキー
何であんな強いの飲めるんだし
出されたモノクロのカクテルが何か恥ずかしい
「え、お前苦手?」
「煩いっ。かんけーないでしょ?」
「あはは、本当、バカみてぇ」
横顔と、相変わらずのメガネ
ふわふわショートヘアも変わんない
…のに何でこんなにカッコ良くなってるかなぁ
「…?何だよ、まじまじと」
「は?別に?相変わらずのガリ勉め」
「それはどーも。あ、そうだ、ツバキ明日空いてる?」
それは本当に唐突な誘い
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