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第3章 5
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「はーい、初めましてー、雨月ツバキっていーまぁーす。好きな物は綺麗なもの、嫌いな物は基本ありませーん、よろしくねー」
晴れて高校一年
と言っても、俺にとってはただの通り道
取り敢えず人生という名の道で通っておいたほうがいいものでしょ?
「…(あーつまんないなぁ、終わらないかなぁ、あー帰りたーい)」
ま、帰ったところで
一人寂しく部屋の中で過ごすだけなんだよね!あはは!
「………(そーいえば、さっきのクラス名簿は…っと、あったった)」
興味無いけど
興味ありそうな人いないかなぁ、何て、気まぐれに思う
うわぁ、覚えるのも面倒くさい!
…………。
…ま、いっか
とか何とか
一人妄想を繰り広げていれば
はい、自由ターイム
話しかけてくれる人なんて、たくさん居るでしょ
だって俺フレンドリーなオーラ出てるものね
でもま、一旦置いといてっと
席を立って、笑顔で「またね」と
窓側の席へ歩いて行って、窓側列3番目
「どーも。初めまして」
「……何」
時雨山 永愛君
何となぁく、好きになれそうな彼の目の前に
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