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第3章 17
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「や、やめて下さいよ…っ!」
「ふふふ、もう逃げられないね…さてと?まずはみっちーに任せようかな?」
「へっへー、お任せあれ!」
「待って何するんですか!ちょ!」
只今演劇サークル部室内にて、椅子に縛り付けられ女子先輩方に囲まれてる
今近づいてきてるのがみっちー先輩こと、長瀬 蜜柑(なかせ みかん)先輩
みっちー先輩はメイクとか髪型いじるの上手いからもう予想はついてるけど…
「ちょ!や、…ゲホッ」
「あんまり暴れるとロミオ呼んじゃうよ?」
「分かりました黙りますから…っ」
「よしよーし。で、はい、前向く!」
「うぐっ…!」
この人空手黒帯だっけ…
大道具一人でひょいって運んじゃうんだった…
顔を上げられる時、首からグキッと鈍い音がした
軽く死を覚悟して、言う通りにする
「うんうん、流石みっちー。じゃ、ハマすんは衣装選ぼう!」
「へ?」
「衣装!」
「えっ…!?雪宮くんの女装を私が…っ!?どうしましょう、ロミオ君がゾンビなら雪宮君は…?死んでも尚王子を思う姫…っ?」
「ハマすん台本の前に衣装!」
ハマすんこと、濱夏 愛里好(はまなつ ありす)先輩は、台本役
何時もいろんな物語書いてて、それでいて演じてる方も楽しくなる様なものばっかりで、ビックリする
けど、実は
「ろ、ロミオ君と雪宮君ペアでいいのよね!なんて素敵なの!雪宮君、お似合いよ!」
「うるさいです!」
腐女子なのだ
ってかここの女性陣みんな腐ってる
女子の演技役の人達もいっつも男子演技役の方見て何か言ってるし…
俺に関しては可愛いからって何時もイジられるし…
俺可愛く無いから!
「え?ロミ雪?マジか、じゃあゾンビ風な」
「ゾンビ姫なんていいんじゃないかしら」
「え、ゾンビっ子とかは?」
「先輩…やめて……」
「嫌だ」「無理」「嫌よ」
「………ロミオ先輩…っ」
あの人本当酷い…っ
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