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「な、なんて貴方がここに!?」
「ふぁーぁ……。あんまり大声ださないで……。」
のんびりと欠伸をする晴山さんは、やっと僕から手を放した。
「だって昨日、フェラしてイったら、裕太寝ちゃうんだもん。置いて帰るなんてしないよ。」
「置いて帰ってもらった方がマシでした……」
昨日────
思い出すだけで顔が熱くなる。
あぁぁあ……恥ずかしいっ……
ぐわぁぁぁっと1人で悶えながら顔を覆う。
「あれ、ていうか、晴山さんが一緒に寝る必要なくないですか?!」
そこだよ!なんで一緒に寝てんだよ!?
「そこにベッドがあったから」
「何登山家みたいな事言ってんですか!?」
キリッと言っていても、中身が詰まってないからかっこよくもない。
「昨日は可愛い可愛い裕太君を、裕太君の裕太君を可愛がったから」
「ナニの話をしてんですか!?」
この人歳上だろう!?
全く、恥ずかしい人である。
「まぁ、裕太が可愛かったから疲れも吹き飛んだけどね」
「!?」
この人はっ……
朝から変な会話だ。
今なら姉が、晴山さんと、別れた気持ちと理由がよーーーくわかる。
しみじみ思った。
シジミに誓って。うん。真面目だよ。
あぁ……なんで、この人と知り合っちゃったんだろう……。
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