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恥じらいはない
ただ、伝えたかった
純粋な、恋心────
晴山さんへの、
純粋な、キモチ────
「───裕太……本当に……?」
目を丸めて僕を見る。
掠れた声は微かに震えている。
「…ほんと、です」
「ほんとに、本気で……?」
「ほ、本気です」
「冗談じゃない?」
「…………」
何度も何度も確認する晴山さんに、
ちょっと、
ムッとした────
「ゆう……ん、」
チュッ
「僕は、冗談でキスなんてしません……よ?」
晴山さんの胸に手を添え、届くように、背伸びする。
ちょっと、厚底のスニーカーで良かったかも……。
普通の身長だったら、届かなかったかかも……?
唇が合わさるだけの軽いキス。
これが、精一杯────
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