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晴山さんマッサージ上手すぎ……
寝ちゃいそ…………
グリッ
「いった!!!!!?」
うとうとしかけ、重くなっていた瞼は痛みでビクンと開く。
「あは、起きた?」
「は、晴山さん〜!!痛いじゃないですかぁ!!」
僕は顔を横にし、横目で晴山さんを睨む。
晴山さんは親指で、思いっきり肩のツボを押された。
「だって裕太、俺のマッサージで寝ようとしてんじゃん」
ニヤニヤとしながら、僕が痛がっている様子を楽しんでいるようだった。
「もぉ寝ませんから!!」
「本当に?」
「痛いたいたいたいたい!!!!!!!!!」
晴山さんは僕にお構い無しにグググと押す。
本当に痛い!!
僕はあまりの痛さにうっすらと涙を浮かべた。
「うーわ、そうゆうの…………」
「へ?なんですか?」
口を抑えてブツブツと呟く晴山さんの言葉は聞こえない。
こういう事は多々あったから、なんとも思わないけど、気になるものは気になる。
「何でもないよ」
「なんでも、ひゃっ!?」
誤魔化す晴山さんを、問い詰めようとした時、ゴロンと視界が回った。
身体を綺麗に回され、僕は仰向けになった。
そして晴山さんは、改めて腰に座った。
「へ?え……?」
突然の、一瞬である出来事に混乱していると、晴山さんはクスクスと笑い、顔を近づけた。
「ち、近いです!!」
「は?恋人なんだから、キスしてもいいでしょ?」
あ、そういうことか、うん……
この晴山さんの目には耐えられない───
「っ……!!」
そんな晴山さんから僕は顔を背けた。
「ねー裕太。なんで目ぇ逸らすの」
晴山さんは不貞腐れたように僕の顔をのぞき込む。
「だって、」
「だってじゃねぇよ」
強引な晴山さんは……流されてもいいと思ってしまうほど、
魅力的だ────
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