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「だってじゃねぇよ」
吐き出された強引な言葉に反論する猶予もなく、僕の唇は、塞がれた。
「ん、んー、っ、ふぁっ……」
いきなり入ってくる舌に驚き、ピクンと身体が反応する。
「んっ、むぅ、ふっ……!?」
甘い液体が口の中に流れ込む
熱くて、溶けそうな程の液体
啄むような乱暴なキスなのに、嫌じゃない──
この人に強引にされることは、嫌じゃない──
「ぅむ、っはぁ、ふわ、ぁ」
絡められる舌から必死に逃げようとするが、僕の口内を犯すその舌からは逃れられない。
ピリピリとした甘い快楽。
深くて長い、強い快楽。
羞恥で逃げたいのに、身体は素直に晴山さんを感じて、僕の欲望は反応している。
タオルを押し上げて立ち上がり、存在を示す。
「ふぁぁっ、んっ、ンンッ……!!」
キスがこんなにも気持ちいいなんて知らない─
このキスが好きな自分なんて知りたくない──
晴山さんに触れられて感じている僕なんて
知りたくなかった────────
「裕太、舌出せ」
「ん、ふぁ…ぁ……」
唇が離されると、一気に快楽が襲った。
目の奥がチカチカしてきて、脳も正常に動かない。
その目を何とかして開けると、すぐ目の前に晴山さんの、顔がある。
「ん……っ」
「裕太にキスを教えてあげる。俺気持ちよくねぇ」
「わるか、た……ですね……っ」
気持ちよくないとか言われたって、僕はキスの経験が殆どない。
手当の時、流れで1回。
ついさっき、告白して2回。
このホテルについて1回。
あと、あれは……ううん!あれはノーカン!!
「なーに考えてんの」
「んぅっ!?」
晴山さんはカリッと鎖骨を噛んできた。
痛みと驚きでビクンと腰が跳ねる。
「何も考えてないです……」
「嘘ついてたらもっかい噛むけど。」
「うっ……、ご、ゴメンナサイ」
晴山さんはチロッと赤い舌を出して、噛んだ部分を舐めた。
どうしよう……多分もう半勃ちしてる……。
さっきのもあるし────
「あれ、裕太、なんで勃ってんの?」
晴山さんはわざとらしく笑った。
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