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「ふぅっ、ん、ぁっあぁん……!」
あれからシャツのボタンを外されて胸の突起に吸い付きながら、激しく腰を打ち付けてくる流木。
しかも、ずっと同じ場所。
「ゃっ、あ、ぁん! も、やだぁっ……」
口では嫌だと抵抗するけど、両腕は流木の首に絡めたまま。だって、何かしらにしがみついてないと辛いから。
「ココ、なんて言うか正解したらやめてやるよ」
さっきからそればっか!
夏休みデビューの復習とか言って、コイツはせ、精子やそんな言葉ばっか言わせてくる。
ハラスメントだ、絶対! そもそも俺、夏休みデビューなんかしてないからなっ。
「悠季」
「ひぅぅっ……ゃ、ぐりぐりしちゃ……っ、ぁ、ああぁぁ!」
胸の突起を甘噛みされて、もう片方を指の腹で捏ねくり回される。それと同時にココ、と流木が指した場所を堅くて太い先端に強く圧迫された。
「は、はっ……も、やだ。やめろよ、ばかぁ……」
呼吸すら上手くできなくなる。
俺のがコイツの体と自分の体に挟まれて、何度も白濁や透明な液体を吐き出してしまってるせいで、ぐちょぐちょにお互いの制服が濡れまくっていた。
(疲れた……)
それに、疲労感も半端ない。
──なのに。
「ちゃんと答えろよ」
「っひゃぅ!」
グチュンっと一突きされて裏返った声が出てしまった。
「ふぅ……だって、わかんないっ……」
悔しくて、泣きたくないけど涙が溢れてくる。
「たく、ガキ……」
「ぁ、わっ」
胸から顔を上げた流木は俺を抱き起こすと自分の膝の上に乗せた。そのせいで、自分の体重も加わってより深い所まで繋がる。
「あっ、ぁ……れいたっ」
またぎゅっと抱きつくと抱き締め返してくれる。それが、なんかきゅんとしてしまって。
(きっと、香水の香りのせいだ。それに汗の匂いと……)
さっきから割れた窓から隙間風と一緒に入ってくる甘い香り。
「舌、出して」
言われた通りにするとかぶりつく様に上からキスされた。
「ふ、んんっ……ん、んっ」
同時に胸の突起への愛撫や腰の動きも再開される。
(ぁ、ぁんっ。また、そこ……!)
「ここも日焼けしなかったんだな。 キレイなピンク色してる」
「んゃっ……」
唇から肌を這いながら移動した流木の舌が、ツンと主張していた胸の突起に吸い付いてくる。
中も、下から何度も突き上げられて。
「はぁ……ぁ、また、くるっ……ん、ゃああぁあんっ……」
背を仰け反らせて、流木の頭を抱き締めながらびゅくびゅくと白濁を吐き出してしまった。続くようにコイツも二度目の欲を中へと叩きつけてくる。
「あ、んっ、きもちぃ……っ」
腹の奥に吐き出されるそれに、立て続けに達してしまう。もう痛みを忘れるくらいの気持ちよさがずっと続いてる。
だけど、体力の限界はすぐ目の前まできていた。
「最高、悠季……」
ドクドクと中に注がれる熱と、重なる唇。
「は、ふぅ、ん、んっ……」
(……あ、思い出した。この香り)
(家に咲いてた、金木犀の花と同じだ)
そう思い出した時には、もう意識を手放していた。
────────────────────────
「ん……」
重い瞼を開けると霞む視界に白い天井が見えた。
(体、だる……)
いつかの体のダルさと似ていて、げんなりしてしまう。
てことは、じゃあもしかしなくてもここって……。
「起きたの、お前」
やっぱりコイツの部屋!
ガバッと起き上がると腰に激痛。プラスして尻にも。またベッドに倒れ込む俺に流木が縁に腰掛けてきた。
「大丈夫かよ。水飲む?」
何が大丈夫、だよ! 誰のせいでこうなったと思ってんの、コイツ!
「いらないっ。てか、なんでお前の部屋なんだよ!」
差し出されたペットボトルの水に顔を背ける。もう一度、今度はゆっくりと起き上がった。
「っ……」
「まだ痛むんだろ。寝てれば」
「い、いいっ。平気だし、こんなん!」
息を吐きながら流木は横目でさっき俺に差し出した水を飲む。
(俺のじゃなかったのかよ……!)
「何」
「別に、なんでもないっ」
ほんとは喉が乾いてます、なんてことには気付かれないフリをして視線を逸らす。
てか、またコイツと同じ服じゃん……。黒のVネックのシャツはもう定番なのだろうか。と思いながら下半身の違和感にはっとした。
(俺、また何も穿いてない!)
ばっとタオルケットの上から下半身を触る。
「ぱ、パンツは!? 俺のっ」
慌てて流木を見上げるけど、コイツは焦る素振りなんて一切なく。
「あそこ」
そう言って指を指した方向を見ると、洗濯バサミに挟まれた俺のパンダパンツがヒラヒラと揺れていた。それを取りに行こうとベッドから下りた途端、足がガクガクして歩くどころか立つことさえできず。その場に座り込んでしまう。
「え……」
「……だろーね」
何が!?
流木の呟きに心の中で突っ込みながら再度立とうと試す。
でも、やっぱり無理で。何度足に力を入れようとしても入らない。
「な、なんでっ……」
しかも腰は痛いし尻の穴も痛いし。床に座ってるだけで辛い。
「ヤッた後はそうなんだよ。お前、お初みたいなもんだしね」
「でも、この前は」
「俺が加減してたの」
だから感謝したら? みたいな感じで言われて少しイラッとしたけど、原因がわかってほっとした。
そんな会話をしながら抱き上げられて、流木の膝に向かい合う形で座らされる。
(床よりは楽かも……)
体に力も入らず、ぽすっとコイツの胸に寄りかかってしまう。
「……甘えた」
「なっ、ち、違う!」
ふっと笑われて言われた言葉に顔が熱くなる。離れようとしたら腰にがっしり腕を回された。
「大人しくしてろよ」
誰のせいで……!
俺の髪に口元を埋めて言ってくる流木を睨み上げる。
でも、今は体が辛いから仕方なく言い返すのをやめた。
「そう言えば、今何時?」
「十時過ぎ」
「え、夜の!?」
「当たり前だろーが」
その一言にばっと顔を上げるとベッド上に置いてあった携帯を渡された。
「緋結に連絡してないっ」
焦ってラインを開くと、案の定連絡がきていた。
「アイツなら眞尋のとこ」
「え、あ……ほんとだ」
その内容を読む前に流木がそう言ってきて。
ラインにも〈眞尋先輩の部屋泊まるね!〉と書いてあった。あとハートのスタンプ。
「よかった……」
また変に怪しまれるとこだった。今ですら、コイツとの関係疑われてるのに。
って、安心してる場合じゃない!
「俺、帰るからっ」
コイツの部屋にいる時点で良くないと思い出す。
でも。
「帰れんの? 立てないくせに」
「っ、ちょ……!」
するっと流木の手がシャツの裾で隠れてる俺の大事な部分に触れてくる。
「ふ、んんっ……ぁ、やぁ……!」
(コイツ、また先っぽっ……)
「ココだけ白いってえろ……」
「あっぁ……ん、でる……っ!」
裾を捲られて、流木の太い指が皮の中の先端を一、二回擦っただけでびゅくびゅくと白濁を溢れさせてしまった。
「は、んっ……」
(も、最悪だ……)
「可愛い、悠季」
「ん、んぅぅ……」
「お預けした分、ちゃんと付き合ってもらうから」
「ぁっ、んーっ」
また深いキスをされて反論することすらできなかった。
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