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春輝 13
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屋敷に戻ると亜輝様がちょうどお目覚めになられたようだった。
「ただいま戻りました、亜輝様」
「ふぁ〜、あ、春輝くんー、おかえりー、どうだった?ちゃんとお礼言わせてもらえた?」
亜輝様はなんとなく、結果をわかってたみたいだ。
「一応……伝えたんですけど、なんか雑に追い返されました」
「だろうね、ちょっとは話できたの?」
「……少しは、ですね。なんか…母親の話になってしまって」
「……………そう」
亜輝様が急に真顔になった。
「どうしたんですか?亜輝様までそのようなお顔を……」
「黒田くんなんか言った?」
「母親が亡くなったとしか…聞いてませんよ?」
「そう、それならいいんだけどね」
亜輝様の苦笑いが妙に気になる……
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