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「来るもの拒まず…だった…ってことは今は違うんですか…?」
「一年前、だな。その頃にあいつそういうの全部やめたんだよ」
「なんで急に…」
「それは大和に直接聞きな」
聞きたいけど…こんなこと聞いていいのかな…。
「そんな不安そうな顔すんなよ、あいつ澄乃のこと気に入ってるから何聞かれても嫌じゃないはずだよ」
と、俺の頭をくしゃくしゃと撫でた。
すると新木さんは思い出したように「あぁそういうことか…」、と1人で納得し始めた。
「?」
俺は何のことか分からず頭をかしげながら新木さんのことを見た。
「いやぁ、今日の打ち合わせの連絡した時にさ、すみくんは元気か、どこか体調悪ところないかとかすんごいうるさいほどに聞いてきたんだよね」
「先生が…」
俺がずっと休み続けていたせいだ。先生は俺のズル休みを本当に心配してくれていた。
あんな感情で仕事を真面目にやらないなんて…。
俺は必ず謝ろうと心に決めた。
「ま、仲良くしてよ」
と、新木さんは休憩所を出ていった。
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