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Episode3~秘密~
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やっぱり大空さんは優しいんだ。
凛「なんで不良やってるんだろ……?」(ボソッ)
大空「あ?なんで不良やってるかだ?」
凛「……!?声に出てたましたか!?」
うわぁ。しかも素の口調だ。
やっちゃったなぁ。
そういえばこの人には酷い顔も見られてんだよなぁ…。
大空「……お前タメでも話せたんだな?」
凛「……まぁ、一応ですけどね。」
やべぇ。
またやっちゃったなぁ。
大空「俺が不良やってるのは……まぁ色々理由があるんだけどな。」
なんでそんな寂しそうに笑うんだろ。
俺に出来ることないのかな?
凛「大空さん、その理由を話せる人はいるんですか?」
大空「いつかできればいいなとは思ってるよ。」
またこの顔。
俺、こんな大空さん嫌だな。
凛「僕で良ければ聞きますけど……?」
大空「え?お前が?」
うわぁぁぁあ。俺やっちゃったなぁ。
出会ってすぐの俺に話せるわけねぇだろ……。
バカだ俺。
凛「すいません!!!別に嫌ならいいんですよ!?」
大空「いや…そんなこと言うやつ初めてでびっくりしただけだ。」(ニコッ)
今度は普通の笑顔だ。
やっぱいいなぁ。
この大胆不敵って感じの笑顔。
俺、なんか好きだ。
大空「でも……まだ心の整理がついてないから、また話せるようになったら話すよ。サンキューな。」
凛「いえ。それで大空さんが楽になるならいいんですよ。」(ニコッ)
良かった。いつもの大空さんだ。
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