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Episode4~使命~
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【一稀side】
徹「あぁ。」
一稀「凛くん。グッスリ寝てる。」
徹「そうか。倒れた原因は……」
一稀「やっぱりそうだった。」
徹「保健委員を作ろうと思ってるんだ。凛の委員会は担任に誘導してもらって保健委員にする。カウンセリングとかは一稀に一任したいんだけどいいか?」
俺は徹の幼馴染みだ。
もともと大学病院の精神科で働いていたから医師免許はもってたし、徹の頼みならってことでここの保健医になった。
凛くんの話を聞いたのは今から半年前。
──────────
ピロリン
ん?徹からメールなんて珍しいな。
[放課後、理事長室に来て。]
何かあったのか?
とりあえず行かなきゃなんねぇ急用だろうな。
......................................................
コンコンッ
一稀「保健医の柊です。」
徹「入れ。」
一稀「徹。何かあったのか?」
徹「ちょっと頼みがあってな。この資料の子が半年後に転入してくることになった。」
一稀「なんで半年後のことを?」
徹「この子は訳ありなんだ。」
一稀「……?」
徹「勉強面では何の問題もないんだ。問題は精神状態なんだ。」
──────────
徹が言いたい事はだいたいわかった。
資料を読んで凛のことを知ったでも……
何があってこうなったのはわからないと書いてあった。
それでこの子を治してあげたいと思った。
それが僕の使命だって思っちゃったんだから。
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