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塞ぐ
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「やっ……な、んぐっ!!」
口に布が詰め込まれる。
「んー!んっ、んんぅ!」
外してほしい。息苦しい。
何よりも、声を出せないのが怖い。元々、反抗したって辞めてくれやしなかったけど。何かを塞がれるのが嫌い。
「そっか、悠は塞がれるの嫌いだもんね。」
「んっ、んう、んん……!!」
拘束されてる手をまたジタバタと動かす。
やめて、やめて、と。
そんなのも気にせず、お父さんはまた僕の体を触り出す。
「んっ、んぅ、んふっ……」
クビレのところをゆっくりと撫でられる。擽ったい。こそばゆい。
「飽きた。」
「んっ……?」
飽きた?何に?
そして、お父さんの手がピタッと止まる。
「なんかさ、優しくするの飽きちゃったんだよねー。だからさ、怖くしてもいい?愛撫の途中だったけど。悠が反抗するからさ?」
飽きちゃった、と。
怖くする?痛くする?やだ、やだ。でも、お父さんにあいぶ、されるのもいや。放っておいてほしい。
「んんっ」
やだ、と首を横に振る。
「反対されるとやりたくなるよね。」
僕の意見は通らず、お父さんはまたハサミを手に持つ。
シャキン、シャキン、と僕の顔の前で動かす。
「せっかく、ほんの少しだけ、良くなってたけど、残念だね。」
ひやり。
今度は頬に冷たい感触。そして、ピリリと小さな痛み。
「んっ」
ツーっと液体、血が流れる。赤い血。ハサミは止まることなく僕の首筋を進む。
「ん、んっ」
そんなに激しい痛みではないけれど、ピリピリとする。
痛いものは痛い。
「悠の肌白いから、赤色、良く似合うね?それに、綺麗な赤い血だね?ほら、」
見てご覧よ、とハサミについた血を見せられる。
さっき切ったところに手を当てて指で擦られる。
さっきより痛い、染みる。
「んー。美味しそう。」
そんなことを言いながらお父さんが僕の首筋に顔を埋める。
そして、僕の血を舐める。吸血鬼、のように。
「んっ、ん!」
しみて、ピリピリして、痛い。ずっとその痛みが続く。
「美味しい。ごちそうさま、美味しかったよ?」
やっと終わる、終わった……。
「んぅ!?」
お父さんが気が済むまで舐め終わると、今度は息苦しくなる。首を絞められているのだと分かる。
「あは、苦しそう。頬から流れる血が余計にそそるね?首締めると血が溢れてくるや。」
そんなことを言いながら、また血を舐める。
ピリピリ、ズキズキ、苦しい。
苦しくて、痛い、辛い。
「んっ、んぐっ、」
ググッと、力がこもる
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