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もっと彼を知りたくて5
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カツンッ
歯と歯がぶつかって音が鳴る。
それでも構わず俺は唇を押し付けた。
突然のことに反応出来ていなかった浩太の腕が、そんな俺の強引さに少し戸惑いながらもゆっくり後ろに回される。
そのまま俺の身体を引き寄せて、薄っすら開いた唇から歯列を割って舌を奥へと侵入させてくる。
そこにはもう遠慮などない。
あっという間に口腔が浩太の舌でいっぱいになった。
始めてのキス。
当然女の子とするもんだと思ってた。
それがまさか自分から男にするなんて…
舌を絡めて軽く吸われる。
そんなわけないのに砂糖のように甘く感じる。
レモンのようなすっぱさはなくてただただ甘い。
だけどそれが浩太のテクニックによるものなのかと思うと、少し苦くも感じられた。
トクンッ…
今までのドキドキとは違うリズムで鼓動が跳ねる。
トクンットクントクン…
急に身体が火照り出して、舌先が上顎をなぞっていく感触や、胸の突起にシャツが少し擦れただけでも神経が過敏に反応してしまう。
全身が性感帯にでもなったようだ。
「ン…んぁ…ふぅ、、んっ」
自然と口から漏れ出た声に、浩太の動きがピタリと止まった。
「…んっ…こーたぁ、、やめないで…」
思わずポロリと本音がこぼれる。
「佑真…?」
驚いたような心配そうな浩太の声もぼんやりして頭に入ってこない。
ボーッとして理性も何処かにいってしまったのか、脳が身体が貪欲に快感を求め動き出していた。
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