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優さんの影で隠れながら作業して10分くらい経ったところでからかい無しで涼が謝ってきたので、そこで許してやった。デコピンはしてやったけど、そんくらいで済んだことに感謝しろ。
「クリスマス?また集まるの?良いよ」
「日曜か祝日なら絶対いける」
2人がいるついでにその話になり、2人からはすんなりとオッケーの返事。
日曜か祝日…。愁と幸仁さんと吏さんにも合う日聞いとかないとな。あ、後桂木さんも。
「どこでやんの?」
「…うーん…それはまだ決めてない」
「店予約すんの面倒だしここで良いだろ。スグルいけるだろ?」
「問題ない」
「じゃあ、ここで」
「やった。クリスマスぼっちでも昴流君に癒してもらえる」
「…嗚呼、昴流はバイト休ませて俺の膝の上にずっといさせるつもりですので」
「えっ…涼食べ物作らないと…」
「…じゃあ妥協で俺も隣で手伝う」
「一緒にいるなら良いのね。面白いわあ」
「そりゃあ昴流に害あるものを隣で睨んで潰していけるんで」
…涼が怖い…去年のことそんなに根に持ってたのか。そりゃあ梓さんに抱きつかれたり、頭撫でられたりしたけど…。
「あれはお前も悪い…」
「…それはどういう意味?」
「えっ、あ…」
…つい言ってしまった。これ去年梓さんと何話したか言わないといけなくなった感じ…?やってしまった。梓さん笑ってる。助けてくれる気配無い。
「昴流?俺の、何が悪かったって?」
「う、…だって…」
「ん?」
「……涼が、梓さん睨むから…それで…」
「それで?」
「あ、う…」
「…あー…昴流梓がからかって椿さんアタックしにいくって嘘ついてそれで妬いちゃったんですよ」
「…へえ」
「え、な…、勝手に…!」
「や、だって椿さん俺睨んでくたんだもん。怖ぇじゃん」
突然のあのときのことを隣から見ていた優さんの裏切り。…ここでは大王様に敵う人は居ないらしい。どんどん皆が琉生みたいにいいように使われて…。
「ふふ、そう…。妬いちゃったんだ」
「うわ、超分かりやすい」
…だけど涼機嫌良くなってくれたし、それはそれで良かったかな。
「昴流可愛い。…確か昴流泉田さんの手握ってたよね?あれ引き留めてたんだね?…ふふっ、その時どう言ったの?」
…嗚呼、前言撤回だ。この大王様を誰か止めてくれ。
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