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出会い
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おれはこれから寮生活
やっと夏恋から離れられる
暴力もされなくなる
開放……されるのか?
高校は男子校
女子は嫌いではないが苦手だ
夏恋のせいでな。少しだけ。
おれの兄…天にぃはどこ行ったんだろう
早く会いたい
会ってみたい
偶然ばったり『あ!』みたいにならないかな。無理か
向こうはおれのこと嫌いだろうし
嫌いどころかおれの存在知ってるのかどうかすら謎
嫌われてるなら好かれるまで努力するのみだ!
がんばれ、おれ!
そんなこと思ってるとあっという間に学校着いた
クラスは1のB
他に知り合いはいるかなーと思い、クラス表を眺めると
なんと、天にぃが!『飯塚天』なんて天にぃに決まってるよね!
よっしゃ!
クラスに行くとまだ先生はいない
自由時間だ!
天にぃは……と
いた!前から3番目の席だ
え、どうしよ。話しかけ…てもいいのかな
よ、よし!話しかけよう
恋「なぁ、お前」
恋「なあってば」
恋「あーと、天にぃ」
天「あ、あぁ。俺のことか」
天にぃ以外に誰がいるんだ笑
恋「そうそう」
天「なんで俺の名前知ってるの。何その呼び方。ってか誰」
すげぇ質問してくる
ってか見た目と違って口調凄くわるい
この見た目でその喋り方は相当怖い
機嫌悪いのかな
夏恋も機嫌悪いとすげぇ怖いからな
血のつながりって凄いや
恋「天にぃ。おれのこと分かる?」
天「いや、知らない。なに」
知らないって言われた……
恋「おれね…あんま言いたくないんだけど、古谷……」
天「なに。古谷くんってのは分かったよ」
恋「古谷、夏恋の」
天「その名前だすな」
え、えぇー……
胸ぐら、胸ぐら掴まれた
怖い怖い目つきがやばい。殺されそうな勢いで怖いよ
とりあえず謝らなきゃ
恋「え、とごめん。ごめん天にぃ」
天「こちらこそ。んでその女がなに?」
恋「えー…その子供、です」
天「で、なに」
恋「天にぃの誕生日の翌々月がおれの誕生日」
天「で?」
恋「だから誕生日違うけど双子、みたいな。異父兄弟……」
天「ふーん」
ふーんって興味無さすぎ
怖すぎ
夏恋がキレたときとそっくり
怖いよ助けて。でも見た目だけは可愛い。
仲良くなりたいって言ったら無理って言われた
恋「え、」
天「生理的に受けつけない。あの女に育てられた子供でしょ」
恋「そ、だけど」
天「んじゃむり」
なにそれどんだけ夏恋嫌いなんだよ
夏恋無理だからおれも無理ってか?
はぁぁぁぁ。
恋「じゃあ勝手に仲良くする。どうせ友達いないんだろ?」
天「まあね」
おれもいじわるだ
もっと印象よくしないとなのに
勝手に言葉が出てくる
最悪だ
しかも「友達いないんだろ?」じゃねぇよ
天にぃも真顔で「まあね」とか笑うわバカ
いやぁ、それにしても怖かった
でも仲良くなって好きになってもらう
もう無理矢理にでも…………
そうだよ。無理矢理ヤっちゃえばいいんじゃない?
クラスメイト「なぁ…お前とあいつって双子なのか?」
きたよ。この質問
恋「いや、ただの異父兄弟」
クラスメイト「あ、そうなのか……複雑な家庭なのか?」
なにこいつ
なんでこんなに気にしてくるの。
人んちの家庭事情なんてどうでもいいじゃん
恋「そうですが、なにか?」
クラスメイト「あ、いや。別に何かって聞かれたら何でもないんだけど」
恋「じゃあ、もう関わんないで」
突き放してしまえば、寄ってこないだろう
こういうキャラが好きっていう女子もいるけど、あいにくここには女子いないんで。
男子校だから、自由だぜ
おれに逆らうやつはフルボッコだぜ
そうそう、1つおれのことで言うの忘れてた
中学のとき、『soul mate』っていう集団にいた
ただ家に帰りたくなかっただけだけど。
目立ちたくないから陰に隠れて、モブキャラ位置のとこにいた
でも多分その集団で一番強いのおれだと思う
だって、クソみたいに弱いんだ。その集団
適当に入ったのがまずかったなぁ
あー、フルボッコもいいけど天にぃに嫌われるからやめよ。
既に嫌われてるけど笑笑
おー先生来た
自己紹介か。めんどくせ
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