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先生☞指導
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あの後、配るもの配って解散
クラスのみんなは親睦深めたいだの言って、カラオケに行くらしい
誘われたけど、先生に呼ばれてるって言ったら
『あとから来いよ。お前もうちのクラスメイトだろ?』って言ってきた
こんないきなり胸ぐら掴むやつ誘うとか馬鹿なのかな
恋音は普通に誘われて普通に後で行くって言ってた
そして俺達は今、職員室に向かっている
仲が悪いという設定なので、離れて歩いてるけど
時々、メッセージを送ってくる
れーくん
『めんどくさいねー』
『このあとカラオケ行くでしょー?』
『カラオケとか初めてー』
今関係なくない?
カラオケ初めてとか、中学の頃行かなかったのかな
天にぃ
『中学の頃行かなかったの?』
『まあ俺も初めてだけど』
あ、なんか嫌そうな顔してる
天にぃ
『言いたくない事は無理して言わなくていいから』
俺は中学の頃は学校終わるとすぐ家帰ってたからな
お金ないし、ご飯作らなきゃだし
…………友達いないし
必要性を感じないけど
れーくん『中学の頃、ね』
天にぃ『なに、なんか嫌なことでもあった?』
れーくん『んーとね、長くなるからあとで話す』
天にぃ『無理して話さなくてもいいからね』
ここでメッセージのやり取りはおしまい
職員室ついたから
俺は開ける気ないよ
外面いい子だけど、人が近寄らないようにオーラ的なの出してるからね
恋音は本当にいい子ちゃん気取ってるから
ガラガラ
恋「失礼します、原先生いらっしゃいますか」
先生「おーいるよー。ちと待ってな」
恋「はい」
五分ほど待たされた
何してたんだよ
先生「とりあえずこっちな」
連れてこれたのは『生徒指導室』当たり前か
入学式サボったんだもんな
先生「まあ座れ。んでなオレは別にいいと思ってるんだけど、上の先生がうるさいから連れてきただけ」
恋「はあ」
先生「調べたらよ、お前ら異父兄弟じゃん」
恋「えぇ、まあ」
先生「仲悪いみたいだけど「悪くない」」
恋「天にぃ?!」
天「担任くらいならいいじゃん」
恋「そっか。……えとですね、最初にあんなことがあったので仲悪いことにしてますが、本当は仲いいです」
先生「ほう。なかなか興味深いな」
この先生はよくわからん
天「入学式さぼって保健室いたら、恋音がきて誤解が解けました」
先生「誤解ねぇ」
恋「なんでもないので」
先生「うん。でもな、気になるんだよ」
天「教えませんから。何すればいいんですか?反省文?」
先生「いや、1回目だから大丈夫だ」
恋「え、いいんですか」
先生「その代わり!最初の胸ぐらの件はきちんと説明してもらう」
恋「……」
天「いいぜ」
先生「あと、飯塚の口の悪さどうにかならないのか…
その顔でその口調だとかなり怖い」
天「むり」
先生「あらま。じゃあ包み隠さずお話聞かせてくれるかな?」
恋「…はい」
ということで、全部話した←恋音が
保健室のことも全部←恋音が
他言無用ってことを条件に←これは俺が言った
先生は納得した
先生「すげぇ人生だな。夏恋さんは…やばいな
というか、その夏恋ってのオレの知り合いかもしれん」
恋「うそ?!」
天「まじかよ。あの女。」
先生「こらこら、一様母親だろ。あの女ってのは酷い。」
天「俺と大ちゃ…父さんの扱いの方が酷い」
先生「ま、そうだな。
……高1のときに付き合ってた彼女の名前が夏恋だった」
まじかよ。どんなだよ
世界は狭いなぁ
先生も夏恋の関係者だったとは……
しかも高1だから大ちゃんの前の彼氏か
大ちゃんは高2のときに夏恋と付き合い始めて、そのまま結婚して俺を産んで離婚した。って言ってた
結構長い付き合いだったのに、暴力か
全く、何がしたいのか分からない
先生「ま、あれだ。反省してるってことで今日は終わりな。帰ってよし」
恋「はーい」
天「さようなら」
これからカラオケだ。だるい
初カラオケがクラスとか……めんどくさい
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