アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
サボり☞☞☞気持ち
-
あーまだ喉がイガイガする
やっぱ吐くのは嫌だな
極力吐かないようにしてるんだけどな
油断した
あんな傷があるなんて
どうしてだか聞くの忘れた
あの状況で聞けるほど、神経図太くないからな
さて、落ち着いたし教室戻ろ
天「恋音、行くよ」
恋「ねぇ、嫌だったらいいんだけど」
天「なに?」
恋「2人の時は『れーくん』って呼んで欲しい、なって」
天「おっけー」
恋「やっぱりだめで…………ん?」
天「ん?」
恋「いいの?!」
天「全然いいけど」
恋「さっきまですごい冷たかったくせにいきなりいいの?」
天「嫌いな人とか興味のない人に優しくする必要、ないでしょ?」
恋「あ、うん。そっか」
天「そうだよ」
恋「あ、でもねこれを言うと嫌だって言うかもだから、本当は言いたくないんだけど……」
天「なに」
恋「『れーくん』ってのね、夏恋にも呼ばれてるの」
天「ふーん。ま、いいけど」
恋「え?夏恋と一緒だよ」
天「大丈夫」
恋「やった♪」
天「ボソッ))ほんと子供みたい」
恋「なに?なんか言った?」
天「なーんも?ほら、いくよ、れーくん」
さっそく呼んでみた
ちょっと照れくさい
夏恋と同じって言われたとき本当は嫌だった
でも1度いいよって言ったからね
けじめ…とはちょっと違うけど、うん。けじめつけなきゃ
ガラガラ
天「誰もいないや」
恋「油断しちゃダメ。どこで誰が見てるかわかんないから」
天「そーだね」
俺達は異父兄弟だから、仲が悪いってことにした
その方が人がよってこなくていい
でも自己紹介する前に恋音が言ったこと
『勝手に仲良くするから』
これは守るよ
俺は無視し続けるけど、恋音が仲良くしたいから話しかけ続けるって感じ
廊下がザワザワしてきた
たぶん入学式が終わったんだろう
恋「席座って。おれが話しても無視してね」
天「わかってる」
ガラガラ
「あー」
「校長話しなげーよ」
「ってかさ、うちのクラス2人足りなくなかった?」
「そー?」
「あ」「あ?」
「あいつらってやばくね?」
「それな。仲良さそうには見えないし…胸ぐら掴んでたし」
先生「おいお前ら。なんで入学式出ないんだ。まあいいけど」
いいんだ。本当に適当だ
でも、もう嫌いじゃない相手を無視するのはすごく…なんというか、胸が痛む
先生「古谷、お前も嫌がってんだろ。やめてやれ」
恋「先生、おれは天にぃと仲良くなりたいんです」
クラスメイト
「そういえばさ、思ってたんだけど『天にぃ』ってなんなんだ?」
「あの2人、異父兄弟だからじゃん?飯塚の方が誕生日早いんじゃねぇの?」
その通りですよー
俺の方が2ヶ月お兄ちゃんですよー
このクラスの仲の良さは異常だと思う
だってまだ知り合って数時間だよ
ここまで仲良くなるのは異常
おかしいよ
そこに俺はいない
恋音は外面だけはいい子ちゃんだからフレンドリー
先生「とりあえず、お前らふたりはあとでオレのとここい」
天恋「「はい」」
先生「あと配布物あるから自分の席座って」
恋「はい」
うわこっそり手振りやがった
油断するなって言ったの恋音だろ笑
可愛いからいいか
……ん?可愛い?なにが。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
10 / 21