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セクハラ
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なんだか……ムズムズする……。
あれ以来、何故かずっとお尻が疼いて仕方がない。神様に触られるのも本当は嫌なのに、無理やり与えられる強い快楽の前には屈服するしかなくて。
行為の時はなんにも考えられないからまだいい。
問題はその後。
冬夜なら、冬夜ならって思って、すごく虚しくなる。
神様に触られても気持ちいい。
感じてしまう。
でも、この身体の疼きは、愛しい彼じゃないと収まんないんだろう。
僕は今、天界での礼装、戦天使の軍服に着替えて、神様の後ろをついて歩いていっている。
本来ならばミカ課長がやることなんだけど、用事があるとかで急遽僕が代役を務めることになった。
そんなことはどうだっていい。
いや、どうでもよくないんだけど、そうじゃなくて……。
僕の意識は、神様のある行為によって、奪われている。
▽
遡ること数時間前。
突然いなくなってしまったミカ課長の代わりに神様の準備を手伝っていた時のこと。
あの日、神様に襲われてから僕は神様と距離を置いていた。近づいたら何されるかわかんないし、あの時の神様は、すごく怖かったから。
ミカ課長がいたら……。
急ぎの用事だし、神様のご指名だし、本当はやりたくないけど断れなかった。
これから天界で働くつもりなのだから、仕方ないとも思う。
ただまぁ、課長があらかた用意してくれてたから特にすることもないんだけど。
「ウリエラくん、ウリエラくん、ちょっとこっちに来て」
「なんですか?ってわっ!」
僕を天界に連れ去った時と同じ格好をした神様に、あの時と同じように手を引かれる。
ガッチリと抱きとめられ、逃げ出せない。
神様の腕力は思いの外強いのだ。
「え、ちょ、ちょっと。やめてくださ、ひゃっ」
器用にも片手で僕のベルトを外しズボンをずり下げようとする。
抵抗も虚しく今まで僕の下半身を覆っていた布は、地面に落ちる。
サワサワと僕のお尻を撫でる手。
そういえば僕の腰に回された手には何かが握られているような。
「ちょーっと力抜いててね。じゃないと、痛いよ」
固く閉じたそこに、あてがわれる硬いもの。
指かと思ったけどそうじゃない。
冷たくて、ヌルヌルしてて。
つぷり
と音を立ててそれは入ってくる。
「はい、終わり」
一瞬の出来事に頭のついていかない僕と、しかしナカで圧倒的な存在感を示すそれ。
神様は僕のズボンをあげて、ベルトまでつけ直していた。
「ウリエラくん?早く準備しないと時間ないよ?」
そうだ、早く準備しなきゃ。でもその前に、これを出したい。
「あぁ、それ自分で出したらお仕置きだからね。一部始終を編集して、冬夜さんに送ってあげる。どう思うだろうね、淫乱ってとこかな?」
楽しそうに笑った神様は、悪魔に見えた。
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