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ぜんぶ好き
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「んっ…」
ちゅっちゅっ
ベッドの上で、優しいキスは続く。啄むような、おどけるような、遊びのキス。
リップ音をたてて離れる合間に微笑む冬夜の姿にキュンとして、僕が笑うと冬夜も笑う。さっきまでの空気が嘘みたいにあったかくて、幸せ。
「ウリエラ、愛してる。」
「ん。」
「この大きくて零れ落ちそうな瞳も」
ちゅ
「可愛らしい鼻も」
ちゅ
「いつも俺を誘うバラ色の唇も」
ちゅ
「その白い肌も」
ちゅ
「ぜんぶ大好き。」
僕の目に、鼻に、唇に、そして頬に、慈しむようなキスの雨を降らせる。彼は恥ずかしくなって俯く僕に目線を合わせるように屈んで、再び唇を奪う。
今度は深く、深く。
息ができなくて苦しいけど、それが気持ちいい。
吸って絡んで、甘く噛んで。
さっきまでの可愛らしいキスじゃなくて、大人のエッチなキス。
息継ぎの時に見上げた彼の顔は、さっきより扇情的で、僕の中の何かが疼く。
「はぁ、はぁ、……ぁン」
「っふ、えっろ…。顔真っ赤だぜ?」
僕の唇から伝う唾液を掬って口元に運ぶその動作にも感じる。そしてその官能的な指先が、一つ一つ、平寧に僕のシャツのボタンを外していく。
チャリ
最初は冷たかったそれも、僕の体温で熱くなっていて。彼の手は止まることなく僕を高めさせる。
「ぁっ…とーや、これ、はずして」
「なんで?」
「汚し…ちゃうからぁ」
「ははっ。汚す気まんまんなんだな。でも、だめ、外してあげない。そのまま、な。」
そういっては激しく攻め立ててくる。といっても触り方は優しくて、気持ちいい。
くにくにと捏ねられた乳首は、芯をもって硬くなっている。舌先でつつかれると甘い痺れが下半身に溜まっていく。
「やっ……ぁん、とーやぁこっちも…触って?」
僕の手は無意識に快楽を求める。彼の手を誘ったのは、熱を持ったあそこで、擦り付けるように、勝手に腰が動いてしまう。
「なぁ、どこでそんなん覚えたの?」
苦笑しながらも、堪らないと言ったふうに性急にズボンを下ろされる。
「どこって…っひぁ!」
薄い布の上から焦らすように触られるそこ。もどかしくて身を捩るとまたクスリと笑う彼。
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