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「ア、サン」
「どうした、こんなとこで。とりあえず上がれよ」
アサンの言葉に驚いてオロオロしといるとアサンは先に家の方に行ってしまう
慌てて追いかければ鍵を開けて家の中に入れてくれる
ありがとう、と言って入れってから気づく
「あれ、シルフはいないのか?」
「ああ、西の方でトラブルあったらしいからそっち行った」
なるほど、てことはアサンと2人か。
アサンと2人になるのは初めてでそう気づいた瞬間凄く緊張する
だけどアサンは全く気にしてないようで俺にお茶を淹れてだしてくれた
「で、あんなとこで何やってた?シルフからお前が来ること聞いてねぇから急に来たんだろ?」
俺の体がビクッとなる、俺も別に来るつもりじゃなかった
気づいたらシルフの家の前にいただけだから何やってたと言われてもどう答えればいいかわからない
それにもしかしたら急に来て怒ってるのかもって言う思いも出てきて
どうしよ、どうすようと悩んでいるとエル、と呼ばれる
「アスタと何かあったんだろ?」
アサンのその言い方が凄く優しくて俺は静かに頷いた
そんな俺を見ては話してみろ、とさっきと同じ優しい言い方で気づいたら口を開いていた
そして俺は全部話した、ここ1週間ルサが来てアスタを独占してる、こととか
アスタがもしからしたらルサのこと好きかもしれなくて苦しいって事を途中泣きそうになりながらもちゃんと話した、俺が話している時はアサンはずっと黙って聞いてくれた
途中からは頭を撫でてくれていて話終わっても俺が落ち着くまでずっと撫でてくれた
俺が落ち着いてくるとそれを見て俺の頭からそっと手を離した
「ツラいよな、俺もそうだ」
暫くの沈黙の後先に喋りだしたのはアサンで
その言葉に俺は驚いた、アサンが弱音を吐くなんて初めてのことだったからだ
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