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5 -11-【sideウンディーネ】
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―エルとアスタが家を出た後(オブリュ×ウンディーネ)―
とてもめんどうになりそうだから、とオブリュが言うから
ルサとローレ、スレイ、クレルを置いてきてしまったけど大丈夫かしら...
いつも任せてしまってとても心配なのだけれど...
「大丈夫ですよ。いつも次の日何ともないでしょう?何も心配ないよ」
私が考えてる事が分かっているようにオブリュが答える
オブリュは本当に凄いわ。昔から私が思ってることが分かって一言で安心させてくれるのだから
私はそうね、と答えると優しく微笑むオブリュ
私はオブリュのこの顔が昔からからずっと....
「アスタとエルは想いを伝えられたかしら?」
「分からないですけど、うまくいってると思います」
「ふふ、そうね。アスタにならエルを安心して任せられるわ」
「そうですね。」
オブリュの前だと私が話してばかりになってしまうのは子供の頃からで
それが普通になってるのだけれど、たまにオブリュは楽しいかしら?と不安になってしまう
オブリュは静かな性格をしているからと私が色々話してあげなきゃ!と子供の頃は思っていた
だけど最近は自分の気持ちに気付いてから色んな事が不安になってしまう
これじゃ駄目ね。恋なんて初めてでどうしたら良いのかわからないなんて...
「...はぁ」
「ディーネ?どうかした?」
オブリュが2人きりの時になると呼ぶ子供の頃からのあだ名
止まって溜め息をはいてしまったせいでオブリュ此方を見て首を傾げている
心配をかけてしまったみたいね。何でもないわ、と笑うとそうですか、と言いまた一緒に歩き出した
もうすぐ分かれてしまう所に付く。私は泉の中が、オブリュはその泉の隣にある大きな木の上お家。
この分かれるところで少し寂しい何て思うのもこれで何回目かしら...
泉に着き魔法で浮いていた体を下ろしていって1つしかない脚からゆっくりとつけていき泉に入る
「それじゃまたねオブリュ」
「ディーネ、」
「ん?何かしら?」
「今日は、月が綺麗ですね」
「えっ...」
「それでは」
そう言って木の中に消えていってしまう。
確かに綺麗な月をしているけれど...他の意味を考えてしまって顔が熱くなってしまう
そんなことないと思うけれど最後の優しい満ち足りた顔に勘違いでは無いかも、なんて思ってしまう
そんな事を考える頭と熱くなった顔を冷やす為に泉に潜り家まで少し遠回りで泳いで行った
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