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無邪気な笑顔で、「よしよしこれでミケもケチャップ派に仲間入りだ」と呟いてるつばき。
「さあ、さあ、召し上がれ!」
僕は恐る恐るケチャップのかかった目玉焼きを口に入れる。
「……美味しい」
「だろ?目玉焼きにケチャップは当たり前!」
そう言い、笑顔で目玉焼きを頬張ってる。
笑顔で頬張ってる姿に、低いつばきの声が似合わなくて、笑いそうになった。
「今日はミケの服とか買いに行こう。さすがに俺の服はミケには大きすぎるし」
朝食を食べ、ソファーに座ってぼーっとしていた僕に、食器を洗い終わったつばきがそう声をかけた。
「といっても田舎町だから、店もあんあまりないんだけどな。近くのスーパーに売ってる服でいいか?」
そんなの服を買ってくれるだけで十分だ。
僕は首を縦に思いっきり頷いた。
それからスキニージーンズにセーター、コートを羽織ったつばきは、僕に自分の厚手のもこもこした生地のジャケットを着せた。
そして僕の手を握り、部屋を出て近所の少し大きいスーパーまで歩く。
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