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心配性 友side
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大和がバイトしてるカフェの向かいの食堂へ。
ボケたバーさんが店主のようで、ほぼ毎日来る俺のことを
全く気にしない。
おかげで遠慮なく大和の監査ができている。
小さな双眼鏡でカフェを覗く。
レンズ越しの大和は、俺以外のやつに下手くそな笑顔を向ける。
最初の方は緊張していて、全く笑顔を出せてなかったけど、
終盤に差し掛かって、ようやく引き攣った笑顔を出せるようになっているようだ。
俺に向ける嬉しそうな笑顔とは到底違うが、
それでも誰かに笑顔を向けているという現実に、
ふつふつと嫉妬が沸き起こる。
「あ〜、もう、やめだ。」
大和のバイトは今日までだ。
本当は店に行って、『お疲れさん』って労って・・・・
とか考えてたけど・・・無理。
無理、絶対無理。
嫉妬で頭おかしくなる。
「ごっそーさん。」
愛想の悪いバーさんにコーヒー代を支払い、店を出た。
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