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噛み合わない気持ち 友side
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朝目がさめると、ベッドには俺独りだった。
夢、じゃないよな?
ベッドには俺のスマホがあったので、見ると、
諒太からLINEが来ていた。
『「俺もお前のことが好きだよ、友。だからセフレとは切ってくれよな。」って俺ならお前にこう告白するかな。
つまんねーことやってないで、さっさと告白しろよ!ま、なんにせよ頑張って実らせろよ、初恋!』
バカヤロー、セフレなんかいないっつーの。
昨日、諒太に告白の仕方を教わったんだった。
で、試しに俺に告白するならどう言う?ってきいたんだ。
で、参考にするからLINEで送れって言って・・。
確かにこんなつまんねーことやってたらダメだな。
よし、昨日はフライングしちゃったけど、ちゃんと
話そう。
そう決心して、大和を探す。
少し前に起きたのか、リビングでもう着替えていた。
声を掛けると、無表情な顔をあげた。
なんだか、表情が硬くないか?
するとすぐに帰ると言うので、慌てて追いかけた。
せめて、付き合ってる、ってそれだけは確認しないと。
そう思って聞いて見ると、
「僕は白鷺さんのセフレです。」
え?
驚きのあまり言葉が出なかった。
セフレ?
嘘だろ。
俺はしばらく玄関から動くことができなかった。
『俺たち、セフレでしょ?』
『ソレ、新しいセフレ?』
これ、因果応報ってやつなのかな。
他人にセフレって言って傷つけたから、
自分に返ってきたんだ。
「ははっ」
笑える。
・・・いや、笑えねーよ。
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