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野良猫さんの行方
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神様がまだ居た頃、神社に良く野良猫が訪れていた。
『あ、昨日の猫!』
『なにをしに来ているのでしょうか?神様わかりますか?』
「え?いや、さすがに猫の気持ちは解らないかな…」
ランドウの質問に神様は苦笑いを浮かべて質問を返した。
『猫~、もふもふ猫~♪』
アスマは自分が座っている台座から下りて猫の後ろを付いて歩く。
「あ、こらアスマ。台座から下りると獅子が居なくなったって参拝者さんに騒がれるよ」
『参拝者さん居ない!平気!』
「一人も居ないのは寂しいね…」
神様はアスマの一言に涙を流した。
『神様、落ち込まないでください』
「…ランドウ!ありがとう!」
ぎゅうっとランドウに抱き着く神様は元気に戻る。
一方、猫に付いて歩くアスマは猫に気付かれ驚かれていた。
『ニャンだおまえ!?』
『?俺?阿像だよ!』
『アゾウ?そうか、この俺様の家来にニャりたかったんだニャ?』
『?ケライってなに?』
『家来も知らニャいのか!』
『うん!』
アスマは元気にそう答えると猫は呆れた表情になる。
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