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それから、次の日も次の日も野良猫は神社を通っていた。
『猫!もふもふさせて!』
『気安く触ろうとすんニャ!てかおまえももふもふだろうが!』
『?自分のもふもふは触れないよ?』
『…ばかニャのか!』
『猫さん落ち着いてください。阿像は猫さんが好きなだけなんです』
ランドウが間に入る。
『お、犬のお出ましか』
『犬?オレは犬ですか?』
『犬じゃニャいのか?』
『どうなんでしょう?オレも阿像も人間が想像したものですし…』
『……』
ランドウが上を見て考えるから、猫はアスマの方を見た。
『おまえはどっちニャんだ?』
『俺もわかんない!でもなんでもいいよ!だって俺が居て吽像が居て、猫が居る!それだけで楽しい気持ちになれるから!』
『……ケッ。おまえと話してると馬鹿らしくニャるぜ』
猫は笑った。
それを見たアスマも笑う。
ランドウも釣られて笑顔になる。
「仲良しになったんだね…」
遠めに2体と1匹を見ていた神様はほっこりとしていた。
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