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5 蓮 side
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顔を真っ赤にしながら彼は僕に問い掛ける
「 ‥‥な、なんで いきなり キス ‥したの ? 」
「 あ、ごめんね‥嫌だったよね、ピアス当たって痛かったかな‥ 」
僕はわざと悲しそうにワザと彼から目を反らす
理久優しいから こうすれば僕を拒否出来ない
「 ちが、そうじゃなくて嫌じゃ無いけど、恋人じゃないのにキスとか ダメだと 思う 」
少しおどおどしながら僕が傷つかない言葉を一生懸命選んで話してるのが分かる
どう見てもノンケなのに 初対面でいきなりピアスだらけの男にキスされて嫌じゃないわけない
嗚呼、この子は恋人って関係を持たなきゃ駄目なんだ
愛しいけど付き合うのは面倒だなあ、でも良い暇つぶしにはなりそう なんて軽い気持ちで僕は言ったんだ
「 君に 一目惚れしたんだ‥ 僕今まで人を好きになったことなくて いつも気持ち悪がられてたから 、ごめん ‥いきなり男にそんなこと言われてもキモイよね‥雨も小降りになったし、もう帰ったほうがいいよ‥、」
すると彼は僕の望んだ通りの返事をする
「 あの‥俺 、男の人と付き合ったことないし よく分からないけど 蓮さんを見た時、本当に天使に見えて 俺が守らなきゃって思って その、俺 蓮さんのこと ‥気持ち悪いとか嫌だとか‥思わないです だから、まだ‥帰らない」
さっきまで尻尾振りながらついてきた大型犬が今じゃ飼い主に怒られて尻尾丸めてる小型犬みたいだ
嗚呼 、単純だな
面倒くさくなくていいけど こういうのは堕とすまでが愉しいのに堕とす以前の問題だね
可愛いから飽きるまで 、この子で遊ぼうかな
彼の腰を抱き寄せ 体を密着させながら 彼の耳元でこう囁く
「 帰らないなら 僕に何されても 文句言わないでね ? 」
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