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冷たくて暖かい。
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男は、珈琲を飲みながらベッドの横に立っている。
「もう、帰ったかと思ってました。」
突然の声に驚きながらも微笑み、言葉を返す。
その人がいてくれてホッとしている自分がいる。
忘れよう。…この人に会うのも、これで最後だ。
チクッと胸が痛む。本当に俺はどうしたのだろうか。
「…俺の事、思い出したか?」
一瞬何の事かと考えて、忘れていたことを思い出す。
「忘れて…ました。」
でも本当に会ったことがあるのだろうか。
「そう…。」
男は悲しそうな顔を一瞬浮かべ、すぐに元の顔に戻った。
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