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3ー12
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古代の代物があるとは聞いていたが、此処でお目にかかれるとは思ってもみなかった。
普通ならじめっとしているのが地下だが、クラエルの力で調整されているのか寒いくらいに涼しい。
「何、それが気になる?」
腕を組みながら奥の部屋から現れたクラエルが不適な笑みを浮かべる。
ウリエルが触れている機械に目をやり、首を傾げて聞いた。
「噂に聞いていましたが…古代に使われていた代物があるんですね…」
「…まぁ、大方は地下室に眠っているけどね。古代ギリシャの物や古代ローマ帝国の物とか…色々ある」
彼方此方に並ぶ代物を一瞥し、再びウリエルへ視線を移す。
「それぐいにしておいて…おいで…」
クラエルは促す様に奥の部屋へと手招いた。古代の代物には興味はあるが、仕方なしに歩いて行く。
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