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4ー10
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【ハヅキside】
幼い頃から、ずっと思っていたけど。セリデュク様は垂らしじゃないかと。
自覚しているなら当たり障り無しで文句ないんだけど、無自覚なほど苛々する。
世に言う、天然垂らしさが傷…。
僕の悩みが一つ追加された。
「ウリエルから授かった炎剣…を握るのか?」
さっきとは打って変わって、きょとんとした表情で僕に聞いてきた。
「…僕は聖剣を握れる程、心清らかじゃありませんよ。母様の剣は清すぎます」
清すぎるんです。
天神界の門番の一人であり、熾天使(セフィラム)という階級を持っている七大天使『ウリエル』。その姿は神々しく、繊細で、清らかな百合。
彼の愛剣でもある炎剣は、幾年と浄化されてきた謂わば聖剣。
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