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4ー21
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レイナが最後に託したのなら、今後の事を考えてからであろう。
手出しが出来ないなら周りに任せるしかない。最も近くにいるアルザリが解読するのは知っていた。
ブェルブニ城に赴くのも計算の内だろうな。
「ど、どうして…僕が解読出来るなんて断言出来るんですか?」
「ソナタがウリエルの息子だからだと申したが?」
「息子でも母様みたいに長けている訳ではありませんよ…」
「いや、ソナタは解読出来る。なにせ…この書物は天神界にしかない貴重な書物。よく、ハニエルに連れて行ってもらっただろう?毎回別の書物を読ませては古代語に触れさていた筈だ。特にウリエルは貴重な書物まで読ませていた。例えば、神々のカルマから『天使と悪魔』という童話。一つ一つが知識の元だった筈…」
まるで、ハヅキの身ぐるみを一つ一つ剥がしていく様な科白をメオは吐いた。
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