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4ー22
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【メオside】
アルザリが私に見せた書物は天神界にしか置いていない書物だった。
レイナ叔母様から拝借した書物だと知り、私は総司令官室のドアを破壊した。
天神界の書物には呪いが掛けられている場合が多い。故に魔族が触れる事を多いに嫌う。
ハヅキなら…。
ウリエルの息子であるハヅキなら解読出来る。
周りの大天使達が身近で触れさせていたに違いない。ウリエルは今後の事を配慮し、幼い頃のハヅキに色々と叩き込んだ筈。
そして、レイナ叔母様も叩き込んだ。
もし、この書物が何かの鍵だった場合…カルマに則る事が出来る。
「ふぅぅ…僕の負けです。普通、そこに童話持ってきますかね」
「ウリエルなら読み聞かせていそうだからな。寝る前に…」
諦めたハヅキはテーブルに置かれた書物に手を触れた。
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