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気を失う
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………腰が痛い……
立つだけで激痛が走るし、歩いても激痛が走る……
いや、まあ……俺があんなことを言ったからなんだけど……
……てか………すごく大胆なことしたな……
なんであんなこと言ったんだろ……
「葵ー……帰るよー」
「…あ、うん」
朔斗のあとを急いで……走れないから、ゆっくり行く
「まだ、痛いの…腰…」
「……う、うん…」
当分は痛いだろうな……
朔斗も俺に合わせてゆっくり歩いてくれた
やっとの思いで駅に着き、電車に乗った
そして、家に着いた
「あ…葵〜」
「…ん?」
「ちょっと待ってて」
そう言うと、朔斗は自分の部屋に行った
後ろになにか隠して戻ってきた
「……はい。誕生日おめでと」
「ありがと〜!……なんだろ…開けてい?」
「おう」
「これ……俺が欲しかったやつ…高かくなかった…?」
「そこまで高くなかったよ」
朔斗がくれたのは、アディダスのリュック
前に雑誌で見てて、これいいな〜って言ってた
覚えててくれたんだ……
メーカーだし絶対高かっただろうな……
やばい……めっちゃ嬉しい…
「…ありがとう、朔斗!」
「おう」
朔斗はにひっと笑った
……俺も渡さないと
「……俺からも…これ…おめでとう、朔斗」
「ありがとう、葵……なーっにっかな〜」
朔斗……気に入ってくれるかな……
「うっわー!……これめっちゃ欲しかったやつ!!…やばい、嬉しい……ありがとう、葵っ!」
「…ぅおっ……こちらこそ…」
朔斗はよっぽど嬉しかったのか抱きついてきた
陽樹からもらったプレゼントも開ける
陽樹からのプレゼントはとってもオシャレな服だった
それから、母さんと父さんからもプレゼントをもらった
家族で誕生日会をして、17歳の誕生日は終わった
次の日の放課後
俺は絋と一緒にバスケ部に混ざってバスケをしていた
バスケするの久しぶりだな〜
朔斗は本屋に行きたいって言って先に帰った
俺も付き合うって言ったんだけど、長くなるから一人で行って来るって言ってた
最近…朔とも一緒にいないこと多くなったな〜……
シュートを投げたけど、ゴンッといって外れた
「あ〜、葵考え事してただろ!!」
「…え、あ、うん…ごめん」
「しっかりしろよ〜」
絋は笑いながら俺の頭を撫でてきた
こいつは身長が高い……
だいたい、バスケ部は身長高いんだけど……俺は…伸びなかったみたいで170で止まってしまった………
それからけっこうな時間、バスケをやっていた
とっくに日は暮れていたからそろそろ帰ろうかなと思って、絋に声をかける
「…絋、俺そろそろ帰るね」
「そっか…わかった。またバスケしよーなー!」
「うんっ……またね」
「おう、じゃーなー!」
外に出ると真っ暗だった
……うわ〜…暗いな………
駅まで歩いて行く
「………ッ、!……」
後ろから、首のところに強い一撃をくらい気を失った
「………久しぶり。あーおーい♪」
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