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おかしい?正常?
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悠は帰って来るとすぐにご飯を作り始めた
身体の痛みも最初に比べるとだいぶ治まってきた
……明日は学校行けそうだな
俺はスマホを開いて、溜まっていたメールなどを返していた
いつの間にか悠がテーブルにご飯を並べていた
「あ、そういえば葵……」
「……ん?」
「スマホ、ロックかけてないでしょ」
「あ、うん…」
「ロックかけたほうがいいよ」
「……う、うん…わかった」
ロックって言っても……ロックナンバーなんにしよ…
誕生日?
……いや、それはわかりやす過ぎだよな…
んー………
ま、あとからでいっか
「…食べよ」
「うん、いただきますっ」
「いただきます」
今日は、ビーフシチューと小松菜となめたけ?の和え物と肉じゃがだった
どれも美味しい……
家ではほぼ母さんが作ってくれるから、自分ではあまり料理はしない
中学のときの調理実習くらいかな…
悠は一人暮らし?っぽいし……やっぱり慣れなのか…?
俺はぺろっと料理を平らげた
「…ごちそうさま」
「ん、ごちそうさま」
悠も俺と同じくらいに食べ終わっていた
俺は皿を重ねてシンクに持って行こうとしたけど
「あとは俺が片付けるから葵は風呂入っておいで」
「え、あ…いいよ……いつもしてもらってるし、俺も片付けるの手伝う」
「身体、まだきついでしょ?」
「……大丈夫だから…」
「……じゃあ、皿拭いてくれる?」
「っん、わかった」
悠は皿を洗い、俺は隣に立って皿を拭くスタンバイをしていた
こうして隣に立ってみると……悠身長高いな…
当たり前だよな
けど、身長何センチなんだろ
そういえばはっきりと何センチとは聞いたことなかったなと思って、疑問に思ってたことを聞いて
「……悠って身長何センチ…ある?」
「…身長?……182だったかな」
…182……俺が170だから、12cm差……
…高いわけだ……そりゃモテるよな…
俺はそう思いながら再度悠の方を見た……けっこう差あるな…
視線を戻して、皿を拭く
お互い無言で片付けを終えた
「葵、風呂先入っていいよ」
「うん」
俺は脱衣場へ行き、服を脱いで風呂に入った
風呂がたまっていていつためたんだろとか思いながら、頭と体を洗い終えて湯船につかる
あー……気持ちー…
そういえば……最近、悠とシてないな……
…………って、俺なに考えてんだよ……
自分で考えて、自滅した…
顔に熱が集まっているのがわかる
辻川たちにあんなことされてから、悠とは何もしてない
そーゆー雰囲気になってもないし……
俺も尻痛かったし…腹や背中も痛かったし……
けど、好きって知ってからは悠にもっと触れたいし触れられたいって思うようになった…
俺…おかしいのかも……
いや、正常?
……もうわかんね…
「……あっつ………」
そろそろ上がらないと逆上せてしまいそうだったから上がることにした
身体を拭き、悠の服を着る
いい加減……下のスウェットもほしいんだけどな…
なんか上だけだと丈は長いけど股スースーするし……
そんなことを思いながら俺は悠の部屋へ戻った
俺はソファに座った
「…髪、まだ濡れてる」
後ろから首に掛けていたタオルを取られ、髪をわしゃわしゃと拭かれる
「ちょっと待ってて。ドライヤー持ってくるから」
……別に髪乾かさなくてもいいんだけどな
悠ってけっこう世話好き、なのかな…?
戻ってきた悠はドライヤーのスイッチを入れ俺はされるがままで髪を乾かされていく
……これけっこう気持ちい…
眠くなってくるな?……
「………ん、もういいよ」
「……ん…ありがと…」
いつの間にか、乾かし終えていた
気持よかった……んー……眠い…
「俺も風呂入ってくるから、眠いなら先に寝てていいから」
「……んっ……」
そう言うと悠は風呂に行ってしまった
眠い……けど…寝たくない………
ソファでうとうとしながら座っていた
しばらく経って、悠が風呂から上がってきた
「……寝ててよかったのに」
「……んぅ…?…おかえり……」
寝惚けていたからボーッとしながら答える
「ん、ただいま……寝よっか」
「……ん…髪乾かさないの……?」
「髪乾かすまで待てる?」
「……んぅ……」
「んじゃ、ちょっと待ってな」
「ん…」
悠は隣でボォーッと髪を乾かし始めた
俺はもう半分寝ていた
夢現を彷徨っている状態で、さっきまで聞こえていた音が消えて目を覚ます
「……葵…寝よ」
「…んっ……」
俺は悠の後をふらふらした足取りでついて行き、ベッドに入った
ベッドに入ると悠の匂いで包まれて安心できた
そして前からは悠が抱きしめていて温かいぬくもりが伝わってくる
「……おやすみ」
ちゅっとおでこに悠はキスをする
俺はすぐに寝てしまった
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