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とりあえず、5日間も過ごすとなったら洋服やら必要になってくるので買い物に行くことにした。
「洋服とー、歯磨きとー、シャンプーはまぁ一緒に使うとして……他に必要なのは…あ、下着か」
「僕は別に唯一くんのパンツでもいいよ?むしろ穿きたいけど」
「 あ ほ 」
なんだかんだ言ってこいつに似合いそうな洋服とズボンと、靴下とか下着とか選んでいたら一万円近い金額になってしまった。
(ま、いっか…金はあるし)
俺が財布と出そうとすると、仁が俺を止めてにっこり笑う。
「僕が出すよ」
「あ、そう?……………………っては!?」
いやこいつ金無いんじゃないのかよ!?
驚愕の目で見ていると財布から一万円札を出し、支払っていた。
………しかもまだ金あるのが見えたんだけど…………
支払いが終わったあと、俺は仁に問い詰める。
「おまっ、金あるじゃねーか!!」
「ふふ、そう?」
「いや、そう?ってお前………………」
お前飢えてたじゃねーか………と思ったが、こいつなら俺と過ごすために飢えるぐらいやりそうだと思い直し、ぞっとする。
時間が戻すことができたら、こいつが飢えてても放置するのに……………。(ひどい)
「あー疲れる、ついでに夕食の材料も買っとくか」
「いいね、この感じ夫婦みたいで。もう結婚しようか」
「するかアホ!!ていうかお前ちゃんと夕飯作れよ!!」
「え、作るの?手伝うんじゃなくて?」
「一緒だろ!一人でやれよ!」
「えぇ……夫婦感を満喫したかったのに…」
「そんな理由!?」
あーだこーだ言い合いしながらぱぱっと材料を買って家に帰る。
こいつの材料選びとか見る限り、料理ができるというのはあながち嘘ではなさそうだったので安心する。
「あー家ついた、俺のバックから鍵出してくんね?」
「あ、僕が開けるよ」
「?……………っておま、なんで俺んちの鍵持ってんだよ!?!?え、今俺のバック触らなかったよね!?」
「あぁ、これ?唯一くんが一生懸命僕の洋服選んでくれてる時に合鍵作っちゃった」
「作っちゃったじゃねぇよ!!なに作ってんだよ!!!」
「まぁ、結婚するからいいじゃない」
「もうこいつどうにかしてくれぇぇえええええええ!!!!!!」
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