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お風呂から上がり、髪を拭きながらリビングに向かった
翔はちゃんと寝てるかな?
明日はどこへ行こう
お祝いも兼ねて少し遠出でもしようか・・・・・・あれ?
と言うか、まず翔が行くかどうかもわからないのに何浮かれてるんだ?
「う~ん」
そろそろ携帯のアドレスぐらい聞いておこうかな
何かあった時、連絡が取れないと心配だし
とにかく今夜はもう寝よう
寝室のドアを開けてそのまま、ベッドに入った
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「もしかして眠れない?」
翔はまだ起きていた
「気にせず寝ていいから」
「気になるよ、会った時からずっと気になってたし」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「何かあったのか?」
「何も」
「嘘だな」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「話したくない事なら無理には聞かないけど・・・・話して楽になるのなら話して欲しい」
「どうして?」
「どうしてって・・・・・どうしてもだ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「言いたくない・・・か」
「言ったら嫌われる」
「えっ?」
「だから言えない」
「待て、どう言う意味だ・・・・それに俺は翔を嫌ったりしないし」
「嘘だ」
「嘘じゃない」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ううっ・・・」
泣いているのか?
どうしてだ?
「翔?」
「もう俺に構うな」
「そうは行かない」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
「一人で泣くな・・・・俺まで悲しくなる」
「どうして?」
どうして・・・・・
どうしてって・・・・・・・
「翔、そんなに離れていないでこっちに来い」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「ったく・・・・・・泣くなら俺の腕の中で泣け」
抱きしめてしまった
こいつ、こんなに小さかったのか?
「優しくするな・・・・・俺に・・・・優しくしないで・・・」
「するよ、優しくしたいから」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「その意味がわかるか?」
「・・・・・・・・・・・・・・・俺は、愛される資格なんかない」
「何故?どうしてお前が決め付ける」
「もういい・・・・・話す」
「ああ」
「話を聞いて、後悔するなよ」
「しないよ」
そして翔は小さな声で今までの生活の話を俺に聞かせてくれた
正直、ショックは隠せなかった
でも、それ以上に両親にムカついた
「後悔しただろ?俺は汚い・・・・・」
「それは俺が決める」
「えっ」
「と言っても、俺の気持ちを押し付けるつもりはないよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「だけど、翔が話してくれたんだから俺も言いたい事がある」
「うん」
「俺は翔が好きだよ・・・・そんな話を聞いても気持ちは変わらない」
「だけど俺は」
「そんなの翔から望んだ事じゃないだろ」
「だけど・・・・・弁護士の」
「それは正直ムカつくけど、翔の気持ちを考えれば許すしかない・・・・・と言うか、お前はどうなの?俺の事好き?」
一番肝心な事を聞かずについ先走ってしまった
「俺は・・・・・」
「うん」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「いいか、もう一度だけ言う・・・・俺は翔が好きだ・・・その話を聞いても気持ちは変わらないしもう一人にはしたくないんだ」
「こんな俺でもいいの?」
「当たり前だ!」
「ホントに?」
「だけど、もう二度とするな、後喧嘩も・・・それは約束」
「・・・・・しないよ」
「お前は目的があっての事だろ?おばーさん孝行したいんだろ?」
「うん」
「ならそれでいい、でももう一人で危険な事はするな」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「と言うかさ・・・・俺、翔の気持ちを聞いていないんだけど・・・・・もしかして俺ってすごく馬鹿?」
これでふられたら間違いなくやけ酒飲んで泣く
「俺も、好きだと思う・・・・だから話せなかった、嫌われると思ったから」
「そうか」
「うん」
「よかった・・・・・・・」
「嫌われたく無いって事は、好きだからでしょ?それに俺幻月に抱きしめられてすごくドキドキしてるし」
「俺も」
「だから・・・・お願い」
「ん?」
「幻月のものにして・・・・心も体も全部あげる」
「翔・・・・・」
男同士のやり方とかよくわからないけど、そういう事は考えてはいけないと思った
俺も翔が欲しい
それだけで十分だ
「翔はりんごの味がしそうだな」
「確かめてみる?」
「勿論」
翔を抱き寄せて、そっとキスをした
ヤバイ・・・・めちゃくちゃ嬉しい
「あーーーー、あのさ」
「うん」
「暴走しそう」
「いいよ、幻月に泣かされるなら」
「泣かせたりはしないけど、嫌だったらすぐに言えよ」
「言わない・・・・・嫌じゃないから」
「そうか」
男だから出来ないなんて嘘だと思った
こんなに欲しいと思ったのは初めてだ
細い首筋に唇を落としながら、服を脱がせた
想像していた以上に綺麗な体
「すごく綺麗だ」
「んっ・・・・っ・・・・・・」
胸元は特上のラズベリー
いつまでも舌で弄びたい
「ああっ・・・・っ・・・・・」
「感じる?」
「んっ・・・・すごく・・・・」
「じゃ、ここは?」
反応してくれているのが嬉しい
そのまま口に含み、焦らすようにして舐め続けた
「ああっ・・・・そこは・・・・っ」
「甘い・・・・・・」
「恥ずかしいから・・・・・」
本当に甘い
この体に夢中にならないわけが無い
だから悔しい
「ここは俺のモノだからな」
「んっ・・・・っ・・・・ああっ」
舌でこじ開けるようにして入り込んだ
「ああっ・・・っ・・・・」
「翔・・・・・」
「んっっ・・・・ああっ・・・・・」
激しく舌を絡ませながら指を入れて刺激を繰り返した
指が吸い付くようだ
すごく熱い
「もう・・・大丈夫・・・・早く・・・・」
「俺も限界だ」
綺麗過ぎる顔を見つめ、そのまま滑り込むようにして一気に入り込んだ
「ああっ・・・っ!!」
「痛いか?」
「平気・・・・すごく熱い」
「翔の中も熱い」
やばい
すぐイキそう
何だこの色気と香り
初めて味わう感覚だった
「もっと・・・・して」
「ああ」
そのまま上に乗せて激しく突き上げた
本当に男なんだよな・・・・・
こんなに夢中になってるなんて初めてだ
このまま溶けてしまいそう
「んっ・・・アッ、ああっ・・・・っ」
細い腰を掴み、そのまま後ろから激しく攻め続けた
「ああっ・・・っ・・・・幻月っ・・・・・もう・・・」
「俺も」
体勢を変えてそのままベッドに寝かせて抱きしめながら更に深く突き刺した
「ひゃ!!ああっ・・・・っ」
「愛してるよ、翔」
「俺も・・・・・愛してる」
とろけるようなキスをしながら同時に果てた
最高だ・・・・・嬉しくて泣きそう
「俺、初めて感じた」
「そっか」
「どうしよう・・・・・」
「困る事じゃないだろ?」
「そうだけど・・・・・恥ずかしい」
「そんな事言うと、またしたくなるから」
「いいよ・・・・何度でもしようよ・・・・・もっと幻月を感じていたい」
「わかった」
遊びに行く事を忘れ、朝まで翔を抱き続けそのまま翔は疲れて眠ってしまった
これが幸せって言うのかな
俺、今すごく幸せだ
寝顔を見つめながら、髪を撫でて目を閉じた
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